SELECTOR


作編曲家/日本音楽著作権協会 JASRAC 元評議員

安西 史孝

バイオリニストの父親、バイオリン/ピアノ教師の母親、和楽器講師の祖母という環境のもとで、4 歳よりクラシック・ピアノを始める。
作曲/楽理を有馬礼子氏、小舟幸次朗氏に師事。ジャズピアノ理論/実技を塚原愛子氏、八城一夫氏に師事。
テレビ「あらしのよるに」「うる星やつら」「ぐるぐるタウンはなまるくん」「Basara」等の音楽を作曲したり、ロングバケーション(大滝詠一)、怪しい夜を待って(井上陽水)等の CD でピアノを演奏。
社団法人日本音楽著作権協会評議員等を経験し、同協会のインターネット著作権管理システム J-Wid の立ち上げを行う。
米アップル社の10周年を記念して発行された写真集「SoFar」に唯一の日本人として紹介されている。

Profile

バイオリニストの父親、バイオリン/ピアノ教師の母親、和楽器講師の祖母という環境のもとで、4 歳よりクラシック・ピアノを始める。
作曲/楽理を有馬礼子氏、小舟幸次朗氏に師事。ジャズピアノ理論/実技を塚原愛子氏、八城一夫氏に師事。
テレビ「あらしのよるに」「うる星やつら」「ぐるぐるタウンはなまるくん」「Basara」等の音楽を作曲したり、ロングバケーション(大滝詠一)、怪しい夜を待って(井上陽水)等の CD でピアノを演奏。
社団法人日本音楽著作権協会評議員等を経験し、同協会のインターネット著作権管理システム J-Wid の立ち上げを行う。
米アップル社の10周年を記念して発行された写真集「SoFar」に唯一の日本人として紹介されている。

江戸川乱歩「少年探偵」シリーズ

つい最近、著作権が切れて無料公開され始めた江戸川乱歩の有名な子供向け探偵小説シリーズです。名探偵明智小五郎と、その助手の少年探偵小林君が、怪人20面相(途中から40面相)のトリックを見破る胸踊るストーリー。
古い小説なので、携帯電話も、普通の電話すら一般家庭にない頃の物語なんですが、今読んでも結構面白いです。最近の子供にはウケないか? と思っていたら、amazon 等の書評では子供にも読まれているとの事で、今回はオススメに入れました。
私が小学生の頃にこれを読んだ時は「青銅の魔人」とか、もう怖くて怖くて全部読めませんでした。とにかく透明人間だの宇宙人だのロボットだのが登場しては謎の事件を起こすのです。もちろんトリックで、その影には怪人20面相がいるわけなんですが、これが実にうまい文章で書かれているので思わず引き込まれてしまいます。
「ああ、一体彼らの正体は何者なのでしょう? 彼らは本当に魔法使いなのではないでしょうか?」なんていう感じの書き方は、今の子供達にとっては、かえって新鮮なのではないか? と思えるんですよね!

出版社:ポプラ社 作者:江戸川乱歩 代表作:怪人二十面相


Pinball Memories: Forty Years of Fun 1958-1998 (Schiffer Book for Collectors)

海外では豪華製本の写真集が色々と発売されています。なぜか日本ではその手の写真集はほとんどなくて残念なのですが…
最近では amazon 等のオンラインショップでも簡単に手に入りますが、やはり洋書の専門店の写真集コーナーに行って実物を眺めながらチェックを入れたいものです。
写真集というと風景や絵画を想像しがちですが、内容は多岐に渡っていて刺繍があったり、マクドナルドの景品ばかりの写真集があったりと千差万別です。私がこう言った写真集をオススメする理由は、海外のデザインセンスが日本の物とは発想が違うのを目の当たりにする事ができるからです。
私がいつも楽しんでいるのは海外のピンボールマシン、ボードゲーム、お菓子の Pez の入れ物の写真集などです。
ピンボールは大きなゲームセンターに行くとある、3センチくらいの金属の玉をはじいて得点する大きなゲームで、1950年代頃から現在の形になったようです。このマシンのデザインは秀逸なものが多く、アメリカなどにはコレクターが沢山いて、即売会なんかをやっています。最近のピンボールマシンはデジタル式になってしまっていますが、昔の物は電磁石の原理を応用して玉をはじいたり得点をカウントする仕組みになっていて、小学生だった頃の私は、そのゲーム性ではなく、どのような仕組みで動いているのか? が興味の的でした。
ボードゲームは、日本だと人生ゲームなんかが有名ですが、海外の物はやはりデザインが綺麗な物が多く一見の価値があります。
Pez(ペッツ)は有名なお菓子ですが、このお菓子を入れるケースに色々な形があり、これまたコレクターが沢山います。
いずれの絵柄も日本で描かれる絵柄とは全然違いますから、若い頃からこういったセンスに触れておくと見識が広がって良いと思います。

出版社:Schiffer Publishing, Ltd. 作者:Marco Rossignoli 発売日:2002/8/30 言語:英語


Collector's Guide to Vintage Coin Machines (Schiffer Book for Collectors)

出版社:Schiffer Publishing, Ltd. 作者:Richard M. Bueschel 発売日:1998/07 言語:英語


それ行けシンセ女子/L.F.O.

これは私がアイディアを考えてライターの MikBug さんにストーリーを書いてもらっているラノベで、電子楽器のアナログシンセサイザーを作って演奏する女子高生たちのお話です。
アナログシンセサイザーはコンピューターやスマホにもソフト版がある電子楽器なので、皆さんも多少は知っているかと思いますが、元々は1960年代に開発された電子部品の塊のような楽器でした。
アナログシンセは1980年代に入るとデジタルシンセサイザーが登場した事により急速に市場から消えていったのですが、ここ数年なぜか復活しています。どうやらアナログ方式で本物のランプやツマミが沢山付いているパネルに萌える人が多いのが原因のようです(笑)。
つい先日(2016年5月)に亡くなった冨田勲さんは世界的に有名なシンセサイザー音楽家でした(私も氏のニューヨーク公演等に参加して編曲や演奏を行っていました)。そのアナログシンセですが、最近の機材で作った音楽はちっとも面白くない! というより「これって、アナログシンセで作った、ただのリズムパターンじゃん!」というのばっかりです。
どうやら原因は「機械をいじるのが好きな人が変な音を出して喜んでいるだけの飛び道具にしかなっていない事」、また「シンセを教える人が、ただの機械いじりマニアで音楽家ではないために、それを使ってどんな音楽を作ればいいのか教えられない」という2つに原因があるようです。
そこで頭が固くなっちゃった20代以上のシンセマニアの人は置いといて、まだこれから色々学べる柔軟な頭の持ち主である若い世代のために、アナログシンセで音楽を作る話をストーリー化して、シンセの原理や音楽作りの話を伝えようという事でスタートしたのが「それ行けシンセ女子」のプロジェクトです。
いくら楽器が面白くても音楽つまらなかったら猫に小判! 仏作って魂入れず! というわけで、このストーリーを契機にチビっ子が電子楽器と音楽についての正しい知識を身につけてくれたら、と願っています。

作者:MikBug


サンダーバード

映像では、これをオススメする人は多そうですが(笑)。
人形劇でここまでやるか! というのは皆さんご存知の通り。しかも、大金持ちが南海の孤島に作った秘密基地から世界の危機を救うという、このシチュエーションが凄いです!
よく最先端の研究者や技術開発者のインタビューで「小さい頃に見たサンダーバードの秘密兵器みたいな物を作りたくて…」なんていう話が出るくらいですからね!
私はこのサンダーバードを作ったジェリー・アンダーソンという人のアニメの音楽を担当した事があり、ジェリーさんにもお会いしましたが、彼は「サンダーバードを作る時に人形が思うように動かずに物凄くイライラしたけど、今は CG があるから、そういうのを使えばもっと良いものができるはずだ!」と強調しておられました。
しかし CG が出てきて、もう何十年にもなるのに今のところ人形劇のサンダーバードを超える CG 作品が作れたか? と言うと、ちょっと疑問です。是非、次世代のチビっ子にジェリーさんが天国で腰を抜かすような作品を作って欲しいものです!

発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント 監督:アラン・パティロ 言語:日本語/英語 商品名:サンダーバード DVD-BOX 商品価格:¥17,200+税 (2016/06/10現在)


モンティパイソン

イギリスのコメディ集団の作った番組で、BBC という日本で言えば NHK のような放送局が放送していたんですが「いいんですか? こんな過激な番組作っちゃって?」というくらい凄いシリーズでした。
日本では私が高校生の頃に放送されました。それまでのコメディ番組と言えばドリフターズとか志村けんのバカ殿のドタバタコメディーくらいしか知らなかった私は「ああ、こんな笑いもあるのか!」と、カルチャーショックを受けました。
一番のオススメは「死ぬほど可笑しいジョーク」という話です。イギリスのある作家が面白いジョークを作るのですが、それがあまりに面白すぎて笑いが止まらなくなり笑い死んでしまいます。
何人もの人がそのジョークを読んで笑い死んでしまうのですが、その頃、イギリスはドイツと戦争をしていて、このジョークをドイツ語に翻訳して武器として使う事を考えます。決死の覚悟で1語ずつドイツ語に翻訳されたジョークを聞かされたドイツ兵は戦場でみんな笑い死んでしまいます。
そこでドイツもそれに対抗すべく、イギリスに向けて死ぬほど可笑しいジョークを作って、それを兵器として使おうとするのですが、ドイツ人の作ったジョークはちっとも面白くなくて… という内容です。
他にも政治問題を自動車レースに見立てて実況中継をするとか、裁判官が実はとんでもない性格の奴で… みたいな話とか、「これ本当に BBC が放送してたの?」というくらい危ないです(笑)。
ちなみに迷惑メールの SPAM メールという言葉も彼らが始めたジョークが元になっています。「笑いという尺度で世界を見てみる」と考えた時には、一度は見ておいたほうが良いビデオだと思います。
なお内容が過激なのもありますから、見る場合は、まずお父さんお母さんが内容をチェックしてから見ましょうね!

発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 出演:エリック・アイドル(広川太一郎)/マイケル・ペイリン(青野武)/ジョン・クリーズ(納谷悟郎, 近石真介)/グレアム・チャップマン(山田康雄) 商品名:空飛ぶモンティ・パイソン “日本語吹替復活” 商品価格:¥29,800(税抜)


レゴムービー

自分の作った映像で恐縮ですが、ひとつ…
これはレゴを使った一コマ撮りのムービーです。最初は自前で動画を作って、それに好き勝手な音楽をつけて、自分の曲のプロモーション用に使おうと思っていたら、いつの間にか映像作りにハマってしまったという本末転倒な作品です。
作って行くうちに色々とコツが分かり、完成作は結構評価が高く、国内/海外の5〜6カ所の映画祭で賞を受賞しています。これを YouTube にアップしたら、ニューヨークで人気のあるインディーズバンドからプロモーションビデオを作ってくれないか? と本気で打診があったという(笑)。

「ジョブス博士の研究所」:
最初に撮ったこのムービーはアメリカの Mac の有名ニュースサイトが「ジョブス氏、研究所で新製品を極秘開発か?!」とジョークを流したら、それを真に受けた世界中の Mac ユーザーが私のサイトに集結してしまい、サーバーがパンク状態になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=sWwMDbspO7g

「がんばれ!中山教授」:
iPS 細胞の私設応援ソング。iPS 細胞が発表されて間もない頃に作ったものです。もちろん本当は中山ではなく山中なわけですけどね!
https://www.youtube.com/watch?v=_X1XPLHhl6s

「Silent Night」:
人は機械につながれても生き続けなければいけないのか? というシリアスなテーマのクリスマス動画。この動画を公開した直後に NHK でも同様な特集が組まれ、ネットで賛否両論に… クリスマス1日だけで25万アクセス近くがありました。また、この動画の作り方を説明した動画も公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=CRt4o1-ZOnc
https://www.youtube.com/watch?v=CppZ4QlfCqQ


電子回路実験キット

子ども向けの電子実験セットで、名称や形は色々です。
私が好きだったのは、昔、学研から発売されていた「マイキット」と呼ばれるシリーズでした。同形態のセットは、現在でもいくつかのメーカーから発売されています。原稿執筆時点で日本製はなく、海外の商品では Maxitronix という会社の物が多いようです。
キットの名前は「160 IN ONE」といった感じで、この場合、160種類の電子実験が1台で出来るという意味です。
パネルには色々な部品が配置されていて、その端子がスプリングにつながっています。このスプリングに付属のリード線を挟んで部品同士をつなぎ合わせて回路を作って行きます。
作れる電子回路はボタンを押すとブザーが鳴るといった単純なものから、光を遮るとスイッチが入る、ラジオ、簡易電子楽器等、色々とあります。
私は小学生の頃、もっぱらマイクで拾った音を電波で飛ばしてラジオから鳴らす簡易放送局の回路を作り、友達を呼んでは家庭内放送局ごっこをやっていました。
最近は電子実験と言うと、簡単にコンピューターの応用回路を作るキットが話題にのぼりますが、これらはコンピューターの動作原理は勉強できても、その大元になっている電気的な物理現象の知識、例えば電気がどのように半導体を流れて、それを応用するとなぜ LED が点滅したりするのか? と言った根本的な回路に関する知識が学べません。
私としては電子回路の基本を学べる電子実験セットは次世代の子供達にとって重要で、しかも楽しい教材だと思っていますから、チャンスがあれば是非触れて欲しいなと考えています。


手品

小学生の頃、代々木にある塾に通うのに渋谷の駅を通過してたんですが、その渋谷の東急百貨店のオモチャ売り場に、手品の実演販売をするコーナーがあって、そこの店員さんがメチャクチャ手品がうまい! 私はすっかり手品にハマってしまい、もう塾に行くんだか手品を買いに行くんだか分からなくなり「将来は手品師に!」なんて言い出す始末でした。
手品には面白い点が2つあると思います。1つは巧妙に作られた仕掛け(種)、もう1つは見ている人の思い込みを利用するという点です。
仕掛けは手品用品に仕込んであって、演技をする時には動作しますが、演技を終わって相手に渡すと動作しなくなって、いくら調べても分からない! という物で、例えば5枚の10円玉が一瞬にして1円玉になってしまうというような手品で、相手に仕掛けを渡しても種がバレないものがあります。
もう一つの思い込みは、例えば「トランプは表に数字があって、裏に絵が描かれているのが常識」と大多数の人が思い込んでいるわけですが、手品用には表と裏の両方に数字が印刷されているような特別な物を使って相手を騙してしまうというような事をやります。
種を知ってしまうと「な〜んだ!」と思ってしまうのですが、知らないで見ているとまるで魔法のように見えます。特に相手の思い込みを利用した錯覚は手品だけでなく、他の分野にも応用できるように思います。例えば最近流行の VR なんていうのは、思い込みを利用している部分が沢山あるわけですからね!
以下に「テンヨー」という会社の手品用品をいくつかご紹介します。小学生の頃は「将来お金持ちになって、このメーカーの手品を全部買ってやるぞ!」なんて思ったものです。

・シカゴの四つ球:
http://www.tenyo.co.jp/magic/catalog/onsale/m-11022.html
 古典的な手品で、赤い玉が1つになったり2つになったりします。種はネットでも公開されていると思いますが、上手い人がやると、種を知っているはずなのに騙されてしまい、騙された自分に笑ってしまいます。  手先の訓練にもなるので、高齢者のボケ防止にも役立ちそうです(笑)。

・チャイナリング:
http://www.tenyo.co.jp/magic/catalog/onsale/m-11038.html
バラバラになっている4〜6本の金属の輪がつながるという古典的な手品です。これは、種半分、思い込み半分で、見ている人の錯覚を利用したりします。

・マジックトランプ
http://www.tenyo.co.jp/magic/catalog/onsale/m-11132.html
裏から見ても、数字がなんだか分かるという手品用トランプ。他にもカードの形に細工があり、相手の取ったカードを当てたりと言った色々な手品が楽しめます。


LEGOシリーズ

他の方もあげると思いますが、レゴは知育玩具としては外せないですね!
私は人生で2度レゴにハマりました。最初は小学生の頃。当時は輸入代理店もなく横浜の元町にあるオモチャ屋さんで買いまくりました。また当時、アイスクリームを買うと巨大なレゴセットが当たるというキャンペーンがあり、レゴ欲しさにアイスクリームを大人買いしてお腹を壊すほどレゴが好きでした。
その後、今度は21世紀に入ってからレゴの一コマ撮りにハマりました。これはデジタル機材が進化したおかげなのですが、レゴのフィギュアを少しずつ動かしてはデジカメで撮影し、それをつなげて特殊効果を加えたりして一つの動画を完成させて行きます。
私が作ったレゴムービーはオススメの映像の方で紹介していますが、このビデオを兄弟して慶応>東大というご優秀な家系のお母さんに見せたところ「うちの子達は塾行かないでレゴで勉強して東大入ったんだよねえ。」と言っていました。そう言えば彼らが塾に行っていたという話は聞いた事がなかったんですが、そんな秘密があったのでした。二人でレゴを組み立てながら、ある角度から見て必要なパーツの数を算出する方法とかを独自に研究していたようです。
単なるオモチャと侮ることなかれ! ですね。

販売元:レゴ社


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